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Secret space
第14章 番外 後編
ぬるりとした感触で、自分の中のものが 抜け出たのを感じて、
実和は目を開き、酷く重く感じる身体を無理やり起こした。


戸惑いながらも夢中で、硬さを解いた雅斗を唇で追う。
白濁した液体で、すっかり汚れたその場所に、舌を這わせて綺麗に液を舐め取る。

自分の主であり寝床を共にした男に、
欲望が終わるたび要求されて、半ば習慣化したこの手順を
この時も行ったのはほとんど無意識で、味わわなければならない苦味や粘性は
実和のなかでは既に問題ではなかった。

急に身を起こした実和の淫らな後処理の様子に、雅斗は驚いて目を見張ったが、
後ろ手をついて上体を支え、じっと動かず 身を委ねた。

まだしっかりと熱をもつ部分に、手さえ添えて ゆっくりと下から上へ舐めあげる。
先端に唇を擦り付け、ちゅうと音を立てては濁った残渣を全て吸い出そうとする。


「くっ・・・あ」


実和の巧みな舌と指の動きに、雅斗はびくりと身を強張らせた。
構わず舌を這わせると、充血する肉棒は淫らな刺激に呼応して、
一度 吐き出した欲望を充填し、むくむくと隆起する。

若い肉体の回復の速さに、今度は実和が目を見張った。
しかし直ぐに、大きくその妖艶な唇を開けると、
口腔の上壁と唾液でぬめる舌に、増血した肉杭を擦らせながら咥えていった。


「んぅ・・・ふ・・・・ん・・・んん・・」


しばし夢中で舌を這わせる。

くうと頭上で呻く声を聞きながら、顔を上下に振らせて摩擦する。
口の中で感じる熱は、膣の中で感じる時とまた違う。
より鮮明に、その硬さとすべらかさが舌で触れ合って感じられる。

快感を導いて、次第に加速させる。
添えた左手は根元を扱いて、右手でやんわりと中の弾力を転がすように揉み解す。


「くっ・・・ふん・・・ふっ・・・ふっく・・」


荒くなった息を鼻で懸命に繰り返す。


「・・く・・っ・・・!!」


雅斗が床についた手で、畳の目をがりりと爪を立て握り締めて、僅かに身を仰け反らせた。

びくびくと脈動するたびに、咥内に打ち付けられる精液を
実和はぐふりと喉を鳴らして飲み込んだ。


全てを終えても しばらくは、壁に寄りかかり互いの素肌を重ねあって、
透明な窓の硝子越しの外の景色の、音もなく降り積もる白い雪を見つめていた。





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