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Secret space
第2章 2
「あっ・・ いっ・・・ああん・・・・はぁ・・・
 ああぅ・・・あっ・・・・・あっ・・・あんっ・・・あっ・・・」


快感のうずきが現われる様を 自ら露呈するように、
甘く切なげな音を口から発する。
紗織は自分の声を、もはや意識していなかった。

男の熱く硬い肉牙が、紗織の膣の粘膜を摩擦し、こすれるたびに
体の芯が痺れるような、今まで味わったことのない感覚が
紗織の身体を蝕んでゆく。


「いいぞ・・・・紗織。すごくいい気持ちだ」


耳元で男の低い声が囁きかける。
激しく突かれながら、声で耳を刺激されると、
それだけでもう、どうかしてしまいそうだった。

男の腰の動きが激しさを増す。


「ああッ・・・いや・・はぁん・・・あっ ああっッ!
 はぁんっ・・・あっ・・・あっ・・・・ああぁッ・・だめぇ・ッ・・・」


融けた波が怒涛のように流れこんで、何かが込み上げ、
だんだん意識が白濁して身体が浮き上がる感覚に襲われる。

男はそんな紗織を知ってか知らずか、
激しさを増して、的確に紗織の奥へ打ち込んでくる。
この感覚を手放したくなくて、
紗織は無意識のうちに、自分から足を開いて応えていた。


「あふっ・・ああ・あっ・・ああん・・くあ・・」


初めて体験しようとする感覚を、
身体が本能的に予兆して、知らずに全身がぶるぶると身震い出す。


「アッ・・・・いやぁッ・・・ひぃあっ
 はぐ・・あっ・あっ・あっ・・・

 ・・っあああっ・・あああぁァッッ!!」
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