この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Secret space
第17章 連続四夜 第三夜
発言の内容とはまるで裏腹に
無表情のまま淡々と 寸分の淀みもなく述べる男に
紗織は顔を真っ赤に染めて、口元をぽかんと開けて、暫く絶句する。


「・・・・・っ・っっ・っ・っ・・!!!!

 なっ・・何をよくも・・・
 よくもそんな恥ずかしいことをそんなすらすらとそんな顔でンッ!・・んっ!!
 あぅ・ッンン・・ン・ふ・んん―――――――――」


余計な言葉をあげられる前に、男は唇でふさいだ。
狭い咥内で逃げるように蠢く紗織の舌に、自分の舌を絡ませては くちゅりと音を立たせる。


「ぅん・・・・んっ・・・・ふぁっく・・・んん!」


紗織が苦しげな吐息を漏らす。
自分の咥内にまで曳き込んだ紗織の舌を、纏わりつく唾液と共に吸い上げながら唇を離すと、
紗織の舌先から男の唇の間に、つつ と鈍く光る銀糸が下にむけて弧を描いた。


「っ・・・酔ってるの?」


呼気から酒気を嗅ぎ取ったのだろう。
男に不意に奪われた唇を漸く解放されると、顔を顰めながら紗織は言った。

仕事柄、酒の場を設け付き合うのもその一環とは言え、
勧められるままに煽った酒の量は、常人ならば泥酔状態になっていただろう。
ただ、アルコールに恐ろしく鈍感な身体の持ち主である男は、
酒に対して酔うという感覚は、未だ経験したことは無かった。


「酔うほど飲んではいない」


「でもお酒入ってるでしょ。私、今日は絶対、嫌―――んんっ・・・」


自分を拒む唇を塞いで、軽く吸って放す。
柔らかく温かなその感触を舌で味わうその行為を無闇に繰り返していたくなる。
男は眉根を寄せた紗織の瞳を真っ直ぐ覗き込んで言った。
/303ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ