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第17章 連続四夜 第三夜
「動くぞ」


「ん・・・・」


紗織の腕の力が やんわりと緩んでいった。


「ふあ・・・ はん・・・ んふ・  んん んっ ん」


ゆるやかに打ち込みながら 喘ぐ唇に吸い付いた。
咥内のすべてと舌を味わって息を吐くと、露の滴る目元にも口付けた。
瞳から零れている涙を吸い取る。

時々開かれる紗織の目が、自分の目線と絡まると、心臓に火の点くようだった。
抱きかかえていた上体を、そっと床に降ろして組み敷くと、
痺れの走るままに腰を打ち出して、幾分上向きに斜めに滑り出す。


「あっ・・・ああっ・・・あっ  あん・・」


動く度に、うっとりとするほど心地よい声が部屋に響く。
その細く白い喉元に手をやる。
指先に微かに力を込めた。
柔らかな弾力の肌に爪が容易に食い込む。

紗織は欲情に濡れた瞳で男を見つめながら、子猫が喉を鳴らすように くぅ と小さく啼いた。
白く晒された愛しい気管 この手で絞め殺したくなるような渇望。
一度手放して
さらさらとてのひらを滑らかな肌の上を這わせて胸の膨らみに触れる。
桜色の小さく尖った突起を強く抓むと 紗織の身体がぴくんと反応した。


「うん・・・ ・・・・ふぁ・・・あっ・・あ あ・・ああっ・・・・」


絶え間なく口から迸らせている 甘い声をもっと聞きたい。

充分にほぐしたというのに 紗織の膣内は尚狭く、
入り込む男の欲望をきつく締め付けた。


「や・あああ・ あっ・ あっ くふぅっ だめっ・・や、 だめぇえっ」


そう言いながらも紗織の秘裂は 男をさらに奥へ奥へと深く誘い込むように
きうきうと収縮を繰り返した。
堪らず 頭から突き抜ける芯のような怒張をねじこませる。
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