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Secret space
第17章 連続四夜 第三夜
さらに突き上げる。
身を激しく打ち込む。
腰を押し出しては引く。
その最も単調で最も熱中する動きを繰り返す。
芯から撃ち出される快感は、征服の喜びだろうか。

揺れ動きながらも
甘美な痺れが自分の股間で急速に固まる。


「ひゃあ・ああ・ あっ・・あぁあぁぁ――っ・・・・あっ あぁあっっ 」


紗織がぶるぶると痙攣して達したのと同時に、
男もどうしようもなく高まった白熱を、紗織の奥深くに撃ち放った。
・・・びゅっ・・じゅる ・・びゅく・・・
勢いを増し、大量に出て行く。
無闇に叫びだしたくなるような衝動を飲み込んで胸へと戻す。
紗織の内壁が、男の肉棒をさらに奥へと招くように貪欲さをみせて蠢動する

どっくどっくと 断続的に解き放たれる快感に心酔する。
しばらく目を閉じ、沸き起こる刹那の痺れに酔う。
泥酔状態よりももっと酷い。
これはまるで麻薬のようだ。

曳きこんでいるつもりで、境も無く惹きこまれているのは
いつも男のほうだった。



男は、白濁した欲望を総べて吐き出しきると 身を引いて
脱力してぐったりと横たわる紗織の身体を抱き寄せた。

柔らかい髪に鼻を埋めてその香を嗅ぐ。
閉じた瞼の長い睫を、押し当てた唇で感じる。
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