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第18章 連続四夜 第四夜
「そ、 そうなんだ・・・・・」


紗織は真っ赤に顔を火照らせながら、何やら考え込む。


「つまりそれって・・凄く気持ちが良い・・のかな」


「ええ、おそらくはそうでしょうね」


「・・・・わかった」


そう告げると紗織は立ち上がった。


「・・・あら、紗織さん?」


部屋を後にする紗織を、実和はその切れ長の目を少し開いて見つめた。


「すぐ真っ赤におなりだからつい可愛く思えてしまって。
 冗談のつもりで申し上げたのですけれど・・まさか、本当になさるおつもりなのかしら?」


優雅に首をかしげながらも、ふふふ と実和は笑った。


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