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第18章 連続四夜 第四夜
「ッ・はっ・・・ ぅあッ・・・」


ひりつくような粘膜に、紗織の濡れた舌を感じながら、
理不尽にさえ思える体内の快感に襲われて、男は溜め込んだ息を吐き出す。
上体を持たれかからせた壁に 身を支えるために突いていた手を、
男は自分の口元に遣ると 開いた手のひらで唇を塞ぐようにぐっと押さえた。
それでも抑えきれず声が漏れる。
懸命に愛撫を続ける紗織の耳元に落ちてくる 男の噛み殺す悲鳴に似た声は
身震いしてしまうほど艶っぽくて、さらに引き出すことに酔い痴れた。

紗織は男の限界を感じ取って、手と 顔の動きを可能な限り激しさを上乗せした。


「あっ・・くっ・・・、あ・あ・っ・・・あぁぁ・・・ッ!!・・・」


掠れるような嘆息をあげて、
高圧線にでも触れたかのように
男は 紗織の口の中で びくびくと跳ねた。
同時に熱い粘性のあるものがドクンと迸って、喉の奥に撃ちつけられる。


「・・・っ・・うん・・・んふん・・・ぐぅ・・・・」


紗織は苦しさに耐えかねて呻いた。
大量の液体を取り込もうと必死で喉に流し込む。合間に息継ぎを挟むと既に適応できなくなってくる。
何度も嚥下し飲み込むが、咥内に留まりきれない白濁液は
つつ と唇の端から溢れて流れた。

咥内からじわりと染み出る唾液を飲み込んで、
口の中で粘つくものをすべてなくそうと夢中で喉を鳴らしている紗織の様子を
男は、余韻に思考を占領されたまま しばらくじっと見守っていた。

やがて手を伸ばして紗織の顎を掴んで上を向かせると、顔を近づけ、
男は、紗織の顎先へと垂れる自らの吐き出した白い粘性のある精液をぬぐうように舐め上げて
紗織の咥内に戻すと、そのまま舌を進入させた。


「んん!」


男の取った意外な行動に、紗織は驚いて声をあげた。

口を塞がれていることでくぐもった声にしかならない。
突き出した舌で、男の舌の上の液体を絡めとると、喉を鳴らして飲み込む。
一度消えかけた生々しい味と匂いが、また咥内に蘇っていた。
お互いの舌を舌で舐めあい、とりあっていると、
くちゅくちゅと透明な唾液が占領しだして、粘つく味もやがて薄れて消えた。
お互いの無味な唾液で咥内は洗い流され、ぬるりとした舌を何度も絡ませては吸いあう。
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