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Secret space
第18章 連続四夜 第四夜
身体がどっぷりと心酔しきってもまだ足りない。
声を聞かせて
名前を呼びたい
あなたの名前は何?
決してまだ口にしたことの無い、
その名を、私は知っている
紗織は律動する男を抱き締めた。
「うぁ・・あっ・まさ・と・・・雅斗っ・・・」
快感に翻弄されて、想いも余って
いつも胸の中で呟いていた 愛しい男の名前を口にした。
雅斗はぴく と身を僅かに強張らせて動きを止めた。
「・・・・今、なんと言った・・・」
欲情的な躍動をぱたりとやめて下に組み敷いた紗織を見つめながら
熱の消えた低く冷たい声で雅斗は尋ね返した。
姿の見えない亡霊に耳元で囁かれたような顔をしている。
「え?・・・・あ 雅斗 って・・・・・」
「駄目だ。俺の名を呼ぶな」
雅斗は、抱きしめていた紗織の腕を解いて、打ち込んでいたものを抜くと 身を離した。
尋常ではない雅斗の反応に、紗織は暫く何が起こったかわからなかった。
声を聞かせて
名前を呼びたい
あなたの名前は何?
決してまだ口にしたことの無い、
その名を、私は知っている
紗織は律動する男を抱き締めた。
「うぁ・・あっ・まさ・と・・・雅斗っ・・・」
快感に翻弄されて、想いも余って
いつも胸の中で呟いていた 愛しい男の名前を口にした。
雅斗はぴく と身を僅かに強張らせて動きを止めた。
「・・・・今、なんと言った・・・」
欲情的な躍動をぱたりとやめて下に組み敷いた紗織を見つめながら
熱の消えた低く冷たい声で雅斗は尋ね返した。
姿の見えない亡霊に耳元で囁かれたような顔をしている。
「え?・・・・あ 雅斗 って・・・・・」
「駄目だ。俺の名を呼ぶな」
雅斗は、抱きしめていた紗織の腕を解いて、打ち込んでいたものを抜くと 身を離した。
尋常ではない雅斗の反応に、紗織は暫く何が起こったかわからなかった。