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第3章 ３

（――マタ　犯サレル――）


　朦朧とした頭が、やっと鳴らした警鐘で、
紗織は何とか抵抗しようとしたが、
嫌だと叫んだはずの言葉は、
深く受け入れ過ぎていた舌のため、くぐもった音にしかならず、
振り解いた両腕は、男の服を引っ張ることぐらいしか役に立たなかった。

こんな状態で、また犯されるのは、紗織の自尊心が許さなかったし、
親に払われたお金のために、この男の所有物になる気はなかった。

　それになによりも、
先ほどの熱いキスで、体中がどうかなったように燃えて、
不覚にも股の間がぬかるみ始めていたことを、この男に知られるのは絶対に避けたかった。

ホックを外されたブラを器用に引き抜かれると
上半身だけ脱がされたワンピースから、紗織の白くて形の良い胸が露にされた。

隠す間も無く、発育途中の胸を強く揉まれると、体中に甘い痛みが広がった。
両胸を男の大きな手で覆われてしまうと、どうもまともな思考が出来なくなる。
胸の頂上のピンクの突起は、すでに硬く尖っている。

　男の巧みな胸の愛撫に戸惑っていると、そのまま床に押し倒され、
スカートの下から忍び込んだ男の手が、
細く引き締まった肢体から、下着をひき脱がしていた。


「いやっ・・・・！！」


　男は、身を起こして引き下がろうとする紗織の
細い足首を掴んで引き寄せると、
くるりと紗織の身体を捩じらせて、うつ伏せにさせた。
スカートを捲り上げると、見事な曲線を描くヒップと、
愛液でぬらぬらと光っている、紗織の局部も露になった。

男が蜜壷にそっと、指を差し入れると、
ちゅぷっ　という音を発しながら、
愛液が一気にそこから流れ出て、
一部は床に滴り落ち、その残りは紗織の白い太ももの内側を伝い落ちた。
小さめのヒップが頼りなさげにひくひくと震えている。