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Secret space
第4章 4
「わぁ・・・」


引き戸を開けると、立ち込める湯気と広い浴室、立派な檜造りの風呂が目に映った。
その広い浴槽の縁に、両手を伸ばしてつかまると、バタ足だって簡単に出来てしまいそうだ。

すぐに湯船に飛び込みたい衝動を我慢して、
シャワーの蛇口をひねって、棚に置かれていたボディ用のスポンジで、
手早く身体を洗い始めた。
特に陰部は直接お湯を当てて、秘裂に指をすべらせ、丁寧にぬめりを取っていく。


「う・・・んん・・・・」


椅子に腰掛け両脚を開いて、前かがみになりながら、
少しでも精液を流し出そうと、膣に指を入れて中から掻き出す。
こんなことをしている自分の姿が惨めで、また泣き出しそうになる。

一度緩んだ涙腺は弱い。
涙が勝手に眼から溢れ出す。
これ以上、泣きたくはない。

顔面に思いっきりシャワーを浴びると、そのまま身体中の石鹸を洗い流した。
シャンプー手にとり髪につけて泡立てる。
髪を洗いながらもまだ、洗いきれてないのではないかと、股間のほうが気になる。


(そういえば昨夜も、中で 出された。
 それって 妊娠 してしまうかも知れないんだよね・・・)


妊娠の二文字が頭に浮かぶと、恐怖で背筋に冷たいものが走った。


(好きなように犯されて、
 その上妊娠してしまうなんて、冗談じゃない!)


不安を必死で打ち消して、シャワーですべて洗い流すと、
広い湯船に飛び込むように浸かった。
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