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Secret space
第5章 5
暗い意識の中、
紗織は自分の頭が、誰かの手でに動かされるのを感じた。
慣れない感覚に、すぐは目を開けずに、じっとしたまま状況を窺う。
自分の頭の下あたりに、誰かの腕がある。顔が、軽くその胸に押し付けられている。
そこから、紗織のものでは無い確かな心臓の鼓動と、かすかに石鹸の匂いがする。
暖かい布団の中に、二つの身体が横たわっている。
(あ・・れ・・・?やだ、私、あいつに 抱かれて眠ってる)
反射的に緊張して、眠っていた鼓動が早くなった。
どうやら、お風呂場でのあの後、今まで意識を失っていたらしいことを
紗織は認識した。
紗織は自分の頭が、誰かの手でに動かされるのを感じた。
慣れない感覚に、すぐは目を開けずに、じっとしたまま状況を窺う。
自分の頭の下あたりに、誰かの腕がある。顔が、軽くその胸に押し付けられている。
そこから、紗織のものでは無い確かな心臓の鼓動と、かすかに石鹸の匂いがする。
暖かい布団の中に、二つの身体が横たわっている。
(あ・・れ・・・?やだ、私、あいつに 抱かれて眠ってる)
反射的に緊張して、眠っていた鼓動が早くなった。
どうやら、お風呂場でのあの後、今まで意識を失っていたらしいことを
紗織は認識した。