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Secret space
第5章 5
(こんなヤツに見とれてしまうなんて、
 ああ、何てバカ・・・。
 そりゃちょっとは顔は整ってるかもしれないけど、でも中身は!!
 こんなよくわからない屋敷に人を連れ込んで時・所構わず無理やり襲うよーな
 
 最低で!
 嫌らしくて!
 最悪で!
 卑劣な!!
 クソヤローだっッ!!!

 ああ、もっとぐさっとしてぴったりくる言葉は無いかな
 100回ぐらい繰り返してやるのに!)


 紗織の持っている語彙を総動員して、この男を罵ってやろうと考えていると、
背後のほうで小さく呻く声が聞こえた。
直ちに思考が中断されて、男の方に全神経が集中した。

すると、男の手が紗織のわき腹から伸びて、紗織のくびれた腹部に腕を回すと、
ぐっと抱き寄せてきた。
自分とは異質の男の体温が体中に伝わってくる。
紗織は男が起きたものと思い、緊張して身体を強張らせていた。
聞こえてくるのはやっぱり規則正しい静かな寝息で、男は眠ったままだ。


(な、なんだ、 ただの寝言・・・
 
 っ・・・・だからもう!!
 そんなふうに!抱きしめたり・・・ しないでよっ・・!!)


 結局、紗織が心の葛藤に疲れてようやく眠りに落ちたのは、
空も白みはじめ、辺りもすっかり明るくなったころだった。


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