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Secret space
第5章 5
「舐めろ」
男の指と指の間で糸を引きながら、てらてらと光る液体を見て
紗織は口の中でその味をまざまざと思い出し、顔をしかめた。
これを舐めとれば、直接喉奥に飲み込んだときと比較にならないくらいに、
それを口中で味わう羽目になることは、容易に想像できた。
しかし、紗織が取るべき手段は、差し出された男の指に舌を這わすことだった。
紗織は口から小さく舌を出して、ちろりと舐めた。
「うっく・・・」
口内に変な味が広がって、紗織は尻込んだ。
それでも、顔の前に精液に濡れた指を突きつけられると、
舌を這わせて舐め取った。
口の中に差し込まれた指を吸うころには、その味はもう気にならなくなっていた。
ふいに男が、紗織に吸わせてた指を引き抜いたので、
ちゅぽんと 咥内で音を立てて、それは抜けた。
「あ・・・」
口の中を占めていたものが無くなって、正気に戻ると、
紗織が進んでその行為に没頭していたことに気づいて、羞恥で顔が赤らんだ。
男は手を伸ばすと紗織の髪を撫で、
腰を屈めるとその頬に口付けた。
男の指と指の間で糸を引きながら、てらてらと光る液体を見て
紗織は口の中でその味をまざまざと思い出し、顔をしかめた。
これを舐めとれば、直接喉奥に飲み込んだときと比較にならないくらいに、
それを口中で味わう羽目になることは、容易に想像できた。
しかし、紗織が取るべき手段は、差し出された男の指に舌を這わすことだった。
紗織は口から小さく舌を出して、ちろりと舐めた。
「うっく・・・」
口内に変な味が広がって、紗織は尻込んだ。
それでも、顔の前に精液に濡れた指を突きつけられると、
舌を這わせて舐め取った。
口の中に差し込まれた指を吸うころには、その味はもう気にならなくなっていた。
ふいに男が、紗織に吸わせてた指を引き抜いたので、
ちゅぽんと 咥内で音を立てて、それは抜けた。
「あ・・・」
口の中を占めていたものが無くなって、正気に戻ると、
紗織が進んでその行為に没頭していたことに気づいて、羞恥で顔が赤らんだ。
男は手を伸ばすと紗織の髪を撫で、
腰を屈めるとその頬に口付けた。