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第7章 7
「何が違うんだ」


「は・・あっ・・いや・あっ・・うあ・ああ」


男の指が繊細に動き、快感の芯のように固くしこった突起を摩擦されると、
紗織は口から甘く細い叫び声を洩らした。


「お前が俺のを欲しがったことがか?

 今だって、お前のここは、たいして触れてもいないのに、
 もうこんなにびしょ濡れだ。
 俺の指に吸い付いてくる。
 この音が、聞こえないのか?」


男がいっそう粘着質な音を立たせて、紗織の精神もろとも掻き回す。
ぬちゃぬちゃと あられもない音色がそこから流れ出る。
聞くと頭がどうかなりそうだ。
男の手を添えられた陰部から迸り出る衝撃は尚更。
敏感なその粘膜に痛みを与えないぎりぎりの激しさで、
巧みに指を駆使しては紗織に嬌声をあげさせる。


「あああっ・・いやぁっ・・いっ・言わないで・・
 やめっああ・・・あはっ・・ぅくぁ・・」


「これで違うと言えるか? 何も違わないだろう」


紗織の身体は 男の指の動きに陶酔しきっている。 

きっと もう このままでは、そう長くは持たない。


「もう十分だろう。入れるぞ」


そう言って男が、
脚を折り曲げ開かされた股の間に 深く身を沈めて来たので、
紗織は小さく悲鳴をあげながらも、心のどこかでほっとした。

また昨夜と同じように 執拗に責められることがなくとも、
あと少し、指で焦らされでもしていたら、
紗織はいとも簡単に、その行為を男にせがんでしまっただろう。

いつからそんなに卑しくなってしまったのか、自分でも分からない。


「ふあ・・ああん・・あぁは・・っはあ・・あ・・・」


ゆっくりと、長いストロークで出し入れされると、
身体の中が失われては満ちていく 正反対の感覚が、
内側で交差して、浮ついた意識を束縛する。
どうしても何かに しがみついていたい衝動を抑えきれずに、
紗織は律動する男の首に腕を絡ませた。

じっとりと汗ばんだ皮膚の色が、ひとりでに淡紅色を呈して身体を包む。
 何故こんな行為が、自分をこれほど夢中にさせてしまうのか。
 男のものを受け入れる そのたびに
まるで、何か酷くたちの悪い熱病に 罹ってしまったかのようだ。
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