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女喰い
第1章 下女として
─────

それからふた月が過ぎた。

その間も、タミコは彦兵衛と交わっていた。

当然子を身ごもり、彦兵衛はよくやったとタミコを褒めたが、引き続きタミコの肉体を求めた。

みつき、よつきと日々が過ぎてゆき、タミコの下腹部が目立つようになってきた。
店の者はみな見て見ぬふりをしているが、彦兵衛の悪癖は知れ渡っている。
しかし、店の主である以上、誰も文句は言えなかった。


彦兵衛は深夜にタミコを座敷に呼び、さっそく裸に剥いて自分は褌一丁になった。

「さ、タミコ、やりなさい」

タミコの前に立つと、タミコは膝をついて褌から男根を取り出した。
熱く潤んだ目で男根を握り、愛おしむように口に頬張る。

「お~随分上達したな」

彦兵衛はタミコをじっと見ているが、これなら女郎屋ですぐに役立つとほくそ笑んでいた。
なにも知らぬタミコは、腹に彦兵衛の子を抱えながら男根をひたすら愛撫する。
舌を駆使してカリ首をなぞり、シミ出た淫液を舐めとって尿道口に舌先を差し込む。

「はあ、気持ちよい、タミコ四つん這いだ、尻を突き出せ」

彦兵衛は昂ってタミコに命じた。

「はい、旦那様」

タミコは従順に従い、四つん這いになって彦兵衛に尻を向けた。

「よしよし、それじゃ今与えてやる」

彦兵衛は膝をつき、興奮気味に豊満な尻へにじり寄る。
子を孕んで腰が張りを増し、女陰の締まり具合が更によくなっている。

握った男根を濡れた女陰に押し込むと、暖かな粘膜が竿をぎゅうぎゅう包み込む。
タミコは切ない表情で喘ぎ、彦兵衛の猛りを迎え入れて悶える。

「はぁぁ、旦那様ぁ~」

腹の子が動いている。
タミコは片手で腹を撫で回し、彦兵衛の突き上げに甘く鳴いた。

「タミコ、子は養子に出す、お前にはもっと稼げる仕事を紹介してやるからな、それまでわしと楽しもう」

産み月が迫ってきた事もあり、彦兵衛は先の話を口にした。
タミコは妾になれると思っていので、彦兵衛の言葉に愕然としたが、荒々しく突かれて聞く事が出来なかった。

「あ、あっ、あん!」

「そうれ、受け取れ」

彦兵衛がズンっと突いて種を放つと、タミコは絶頂に達した。

「ひあ、ああんっ!」

目が眩み、快楽が不安をかき消していった。

今や、タミコの体は淫欲に毒されている。
なにも聞けずにみだらな行為に耽り、朝を迎えて自分の座敷に戻っていた。


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