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女喰い
第5章 淫欲に塗れる中で……。
だが、彦兵衛は孕み腹になったお菊に興味を失っている。

今宵もお美代だけを呼んで楽しんでいた。
橙色をした薄明かりの中で、蠢く影が2つ。
ひとつは痩せたお美代の影だが、のしかかる大きな影の下敷になっている。

「あ、あ、んっ……」

媚薬を塗られているせいで、お美代は虚ろな目をして彦兵衛を抱いているが、その目は生気を失った悲しい目だ。

「はあ、お美代……、何故孕まぬ、わしの種が悪いのかと思ったが、お菊はすぐに孕んだ、お前はもうじき11になる、これだけ種を蒔いて芽が出ないのはおかしい」

彦兵衛はお美代を赤い紐で縛り上げて事に及んだ。
紐に結わえられて盛り上がった乳房をしゃぶり、せわしく腰を動かしながらぼやく。

「ハァハァ……、あ、あっ」

お美代は胎内を摩擦されながら乳房を吸われ、単純にただ感じているだけだ。
彦兵衛が前後に揺れ動けば、怒張した男根がジュブジュブと音を立てながら往復する。
紐を横にズラした状態で竿を突き込んでいる為、紐が竿を擦って男根はグンと張りを増した。

「お美代、さ、また出すぞ、わしの子を産んでこそ一人前だ、お前の子は始末せずに養子に出してやる、安心して孕め」

彦兵衛は興奮気味に突いて上り詰め、狙いを定めて子種を放つ。

「あ……、あぁっ! 」

竿がビクビク脈打つと、お美代は極みに達して仰け反った。

「お、おおー、吸い付く……、こんなに吸い付くのに、種を吸わない筈は無い、さあ、たんと呑みなさい」





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