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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第20章 疼き⑤
自身の気持ちを伝えることで心の傷が少し癒え、癒えたことで初めて傷ついていたことに気づいたのだ。
そのまま黙り込んだフィーネの耳元で、笑いを含んだ小さな声が響く。
「だが、私も我慢していたんだ。お前と二人っきりになるたび、抱きしめ、押し倒したい衝動をどれほど堪えていたことか」
「も、申し訳ございません……」
「だから謝るな。嬉しいのだ。こうしてお前から求められることがな。これからは我慢するな」
フィーネは両手を胸の位置で強く握ると、大きく頷いた。
そして再び謝罪した。
「お気遣い、感謝いたします。そして……あのような醜態を晒し、申し訳ございません……」
「醜態……か」
そう言いながら、魔王は再び大きなため息をつくと、フィーネの手を取りズボンの中心に押し付けた。
手から伝わる熱く硬いモノの存在に、フィーネは思わず目を見開き息を飲む。
そのまま黙り込んだフィーネの耳元で、笑いを含んだ小さな声が響く。
「だが、私も我慢していたんだ。お前と二人っきりになるたび、抱きしめ、押し倒したい衝動をどれほど堪えていたことか」
「も、申し訳ございません……」
「だから謝るな。嬉しいのだ。こうしてお前から求められることがな。これからは我慢するな」
フィーネは両手を胸の位置で強く握ると、大きく頷いた。
そして再び謝罪した。
「お気遣い、感謝いたします。そして……あのような醜態を晒し、申し訳ございません……」
「醜態……か」
そう言いながら、魔王は再び大きなため息をつくと、フィーネの手を取りズボンの中心に押し付けた。
手から伝わる熱く硬いモノの存在に、フィーネは思わず目を見開き息を飲む。