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第21章 疼き⑥

　熱い猛りを慰めながら、フィーネは自身の疼きを落ち着かせるために、両腿をモジモジ動かしていた。

　彼女の耳元にかかる熱い吐息が欲情が駆り立て、早く触れて欲しくて堪らなくなる。

　そんな彼女の昂まりに気づいたのか、魔王の手がフィーネから離れ、服の中に入ってきた。

　腹から指を這わせながら、ゆっくりと胸を覆う下着の中に侵入する。

「ま、まおうさま……そこは……んっ、あぁっ……」

　硬く閉じた胸の頂きを太い指で弄られ、嬉しそうな声が上がった。
　胸から与えられた刺激が、秘所の奥に伝わり、腿をこすり合せる動きが大きくなる。

　ずっと待ち望んだ場所を愛され、フィーネの理性が蕩けた。