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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第26章 大浴場①
(わぁっ、素敵!)

 赤い花が浮かび、甘い香りを漂わせる浴場を目に、フィーネは心の中で感嘆の声を上げた。

 彼女がいるのは、城の大浴場だ。

 離れの浴室とは比べものにならないくらい広く、真ん中に置かれている大きな岩の亀裂から、湧いた温泉が贅沢にもかけ流されている。

 広い浴槽には、アンジェラが用意したと思われるピアチェの花が浮いていて、浴槽の一角を赤く染めていた。

 さすがに広い浴槽なので、全体を花で一杯にすることは出来なかったのだろう。それでも、フィーネには十分だった。

 身体にタオルを巻きつけ、スベスベした石が敷き詰められた床を足の裏に感じながら、浴槽に近づいていった。

 ここにいるのは、フィーネ一人。

 ディザニアに来た頃、アンジェラが湯浴みの世話を申し出たが、恥ずかしくて断ったのだ。
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