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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第34章 女神と魔王③
(魔王様がピアチェ様の力を預かっている……なんて……)

 驚きで言葉が出ない。
 
 もちろん、魔王を疑うつもりはないが、あまりにも現実離れした話だった。

 目の前の主が、女神の力を預かっている。
 この世界を存続させるための、力の根源を。

「そういえば、お前と聖地で出会った時、こう言っていたな? 『どうやって封印を解いたのかは分からないが』と。神官たちが使う女神の技は、ピアチェの力だ。その力で封印されているなら、同じ力を持つ私に解けないわけがない」
 
 何故、神官たちにしか解けないフィーネの封印を解くことが出来たのか。
 理由はあまりに単純だった。

 魔王は、目の前の広大な景色に鋭い視線を向けた。
 景色を見ているが、彼の目には景色ではない別の何かが映っているように思えた。あまりにも、厳しい表情をしていたからだ。

 まるで、敵を目の前にしているような。
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