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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第39章 拒絶②
 遠ざかる足音が消えた時、

「うっ……あぁ……」

 フィーネはベッドの上に崩れ落ち、静かに涙を流した。

 ソルの態度から、子どもたちの話が本当だと気づいたからだ。

(否定して欲しかった……恋人だったことが事実でも……私はピアチェ様の代わりじゃないと……否定して欲しかった!)

 そして同時に思う。

 あんな醜い嫉妬を彼に見せつけ、愛想を尽かされたのだと。

 きっと明日の大切な話で、それが伝えられらのだろうと。

 当然の……結果だと。

(それなら……私が去ろう。この国から……ソルの前から……)

 彼から愛が冷めたと、
 お前は女神の身代わりだと、

 告げられる前に。

 
 フィーネの姿は、日が昇るころには離れから消えていた。
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