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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第49章 治療①
茂みを掻き分けながら、ランタンの光を頼りに、道なき道を進んでいくフィーネ。
道から外れてしまったが、結界を目印にすれば、目的地にはいずれたどり着く。
だから道を外れても、それほど不安は無かった。
(今は、ソルを癒すことを最優先に考えないと……)
フィーネにとって、彼を癒やすとは身体を重ねることを意味している。緊急事態だと言うのに、物凄い速さで身体中を血液が回っていく。
(これは治療なの! 今は、そんな浮ついた考えをしてる場合じゃないわ)
首を横に振り、よこしまな考えを振り払うと、フィーネは奥へと進んで行った。
道から離れてしばらく経った頃、馬を止める。
道から外れてしまったが、結界を目印にすれば、目的地にはいずれたどり着く。
だから道を外れても、それほど不安は無かった。
(今は、ソルを癒すことを最優先に考えないと……)
フィーネにとって、彼を癒やすとは身体を重ねることを意味している。緊急事態だと言うのに、物凄い速さで身体中を血液が回っていく。
(これは治療なの! 今は、そんな浮ついた考えをしてる場合じゃないわ)
首を横に振り、よこしまな考えを振り払うと、フィーネは奥へと進んで行った。
道から離れてしばらく経った頃、馬を止める。