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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第62章 これから②
「わ、わたし……初めて……なの」
「初めて? 何がだ?」
「ほ、ほら、以前の肉体を捨ててしまったから、新しく受肉を……」
言葉尻を濁しながら、何とか察してくれと上目遣いで相手を伺う。
ソルは少しだけ考える様子を見せたが、すぐさま、ああ、と声を上げた。
「肉体が新しくなったから、処女だと言いたいのか」
ダイレクトに伝えられ、フィーネは真っ赤になりながら、それが伝えたかったことだと、何度も首を縦に振った。
少し不安げに、彼を見上げる。
たくさん愛された以前の肉体が恋しい。今の肉体で、彼を満足させられるか、不安だった。
ソルがフィーネの頰に触れた。赤く染まったそこを指でなぞりながら、首筋へとおとしていく。
くすぐったくも、官能を湧き立たせる動きに、腰のあたりがゾワゾワする。ソルの唇が耳元へ寄り、熱のこもった声が低く囁く。
「初めて? 何がだ?」
「ほ、ほら、以前の肉体を捨ててしまったから、新しく受肉を……」
言葉尻を濁しながら、何とか察してくれと上目遣いで相手を伺う。
ソルは少しだけ考える様子を見せたが、すぐさま、ああ、と声を上げた。
「肉体が新しくなったから、処女だと言いたいのか」
ダイレクトに伝えられ、フィーネは真っ赤になりながら、それが伝えたかったことだと、何度も首を縦に振った。
少し不安げに、彼を見上げる。
たくさん愛された以前の肉体が恋しい。今の肉体で、彼を満足させられるか、不安だった。
ソルがフィーネの頰に触れた。赤く染まったそこを指でなぞりながら、首筋へとおとしていく。
くすぐったくも、官能を湧き立たせる動きに、腰のあたりがゾワゾワする。ソルの唇が耳元へ寄り、熱のこもった声が低く囁く。