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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第62章 これから②
「またたくさん抱いて、私好みの身体にすればいいだけだ。しばらく抱かないだけで、疼いて自分を慰めるような……淫らな身体にな」
「なっ……」
彼の言葉に、フィーネは真っ赤になって言葉を失った。
ディザニアに攫われてきて間もない頃、彼に抱かれず、我慢できなくて自身で慰めたことを言われて、恥ずかしさが蘇ったからだ。
彼の意地悪な笑みに、非難を訴えるように唇を尖らせると、ソルはフィーネの怒りをおさめるように真紅の髪を撫でながら、申し訳なさと真剣さが入り混じったような表情を浮かべた。
「……初めての時は、お前の気持ちなど御構い無しに無理やり抱いてしまったからな。だから、あの時のやり直しをさせてくれないか?」
彼の言葉に、胸が苦しくなった。
聖地で純潔を奪われた後、ソルが謝罪していたのを思い出す。
「なっ……」
彼の言葉に、フィーネは真っ赤になって言葉を失った。
ディザニアに攫われてきて間もない頃、彼に抱かれず、我慢できなくて自身で慰めたことを言われて、恥ずかしさが蘇ったからだ。
彼の意地悪な笑みに、非難を訴えるように唇を尖らせると、ソルはフィーネの怒りをおさめるように真紅の髪を撫でながら、申し訳なさと真剣さが入り混じったような表情を浮かべた。
「……初めての時は、お前の気持ちなど御構い無しに無理やり抱いてしまったからな。だから、あの時のやり直しをさせてくれないか?」
彼の言葉に、胸が苦しくなった。
聖地で純潔を奪われた後、ソルが謝罪していたのを思い出す。