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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第62章 これから②
彼女の気持ちなど、お見通しだったのだろう。
「相変わらず……この口は素直ではないな」
そう意地悪く笑うソルの指が、フィーネの首筋を伝い、胸の膨らみをなぞった。敏感な部分を引っ掛かれると、思わず身体が跳ね、少し掠れた愛声が洩れる。
「ん、ソル……だめ……解いて……」
「お前が、こうされることを望んでいると思ったんだが? 嫌なら、なぜ本気で抵抗しない?」
意地悪だが至極真っ当な問いを投げかけられ、言葉が詰まってしまう。そうしている間に、彼からの深いキスで口を塞がれてしまった。
身体から力が抜ける。
(抵抗したいけど……こんな状況じゃ声も出せないから……)
悪いのは自分じゃない。
ソルが抵抗する間を与えないからだ。
そう勝手な言い訳をすると、フィーネは口内を蹂躙する不届き者に、舌を絡ませた。
「相変わらず……この口は素直ではないな」
そう意地悪く笑うソルの指が、フィーネの首筋を伝い、胸の膨らみをなぞった。敏感な部分を引っ掛かれると、思わず身体が跳ね、少し掠れた愛声が洩れる。
「ん、ソル……だめ……解いて……」
「お前が、こうされることを望んでいると思ったんだが? 嫌なら、なぜ本気で抵抗しない?」
意地悪だが至極真っ当な問いを投げかけられ、言葉が詰まってしまう。そうしている間に、彼からの深いキスで口を塞がれてしまった。
身体から力が抜ける。
(抵抗したいけど……こんな状況じゃ声も出せないから……)
悪いのは自分じゃない。
ソルが抵抗する間を与えないからだ。
そう勝手な言い訳をすると、フィーネは口内を蹂躙する不届き者に、舌を絡ませた。