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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第62章 これから②
不意に息をかけられ、フィーネの身体が跳ね上がる。それと同時に、喉の奥から普段とは違う甘い声が微かに洩れ出てしまい、慌てて口を塞いだ。
ソルの顔に、意地悪そうな笑みを浮かぶと、フィーネの肩にかかったままだった薄いショールを抜き、突然、両手を上で組み伏せた。
「きゃあっ!」
短い悲鳴をあげるが、ソルの手は緩まない。それどころか、ショールで彼女の両腕を縛ると、ベッドの端にくくりつけてしまう。
「な、何をなさるんですか! 早く解いて……」
フィーネが非難の声をあげる。
しかし、劣情にまみれた熱が、奥を切なく締め付けるのも分かっている。
今の自分の姿、これからされることを想像し、理性の奥にある本能が沸き立っている。
(私……こんなことされているのに……)
こんな性癖があったなど、恥ずかしすぎて消えたくなった。にもかかわらず、身体の高揚感が、征服される悦びを素直に伝えてくる。
ソルの顔に、意地悪そうな笑みを浮かぶと、フィーネの肩にかかったままだった薄いショールを抜き、突然、両手を上で組み伏せた。
「きゃあっ!」
短い悲鳴をあげるが、ソルの手は緩まない。それどころか、ショールで彼女の両腕を縛ると、ベッドの端にくくりつけてしまう。
「な、何をなさるんですか! 早く解いて……」
フィーネが非難の声をあげる。
しかし、劣情にまみれた熱が、奥を切なく締め付けるのも分かっている。
今の自分の姿、これからされることを想像し、理性の奥にある本能が沸き立っている。
(私……こんなことされているのに……)
こんな性癖があったなど、恥ずかしすぎて消えたくなった。にもかかわらず、身体の高揚感が、征服される悦びを素直に伝えてくる。