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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第12章 忠誠②
「んっ……んふ……」
相手の求めに応じながら、彼女も必死で舌を繋ぎにいく。喉の奥からは、甘く求める嬌声が響き渡った。
お互いを絡め合わせながら、動きは激しさを増していった。唾液が鳴る音、フィーネの切なそうな声が混じり合い、静かな部屋を淫靡な雰囲気へと変えていく。
息苦しさから、フィーネは唇を離した。舌先から繋がった唾液の糸がプツリと切れたが、名残惜しそうに魔王から与えられた甘い蜜を舌先ですくう。
(お腹が……苦しい……奥がジンジンして……切ない)
初めて抱かれた時と、同じ感覚を思い出す。
同じ熱が、自身の身体を支配するのを感じる。
もう唇が離れ自由に呼吸出来る筈なのに、乱れた息遣いが整うことはない。目の前で、興奮した表情でこちらを見つめる魔王に、さらに呼吸が荒くなる。
(欲しい……あの人の唇が……もっと……)
相手の求めに応じながら、彼女も必死で舌を繋ぎにいく。喉の奥からは、甘く求める嬌声が響き渡った。
お互いを絡め合わせながら、動きは激しさを増していった。唾液が鳴る音、フィーネの切なそうな声が混じり合い、静かな部屋を淫靡な雰囲気へと変えていく。
息苦しさから、フィーネは唇を離した。舌先から繋がった唾液の糸がプツリと切れたが、名残惜しそうに魔王から与えられた甘い蜜を舌先ですくう。
(お腹が……苦しい……奥がジンジンして……切ない)
初めて抱かれた時と、同じ感覚を思い出す。
同じ熱が、自身の身体を支配するのを感じる。
もう唇が離れ自由に呼吸出来る筈なのに、乱れた息遣いが整うことはない。目の前で、興奮した表情でこちらを見つめる魔王に、さらに呼吸が荒くなる。
(欲しい……あの人の唇が……もっと……)