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第14章 終演

すっかり変わり果ててしまった妹の由依…真美にとって本当に可愛い妹。昔から仲のいい姉妹だった。数日前まで普通に過ごしていた姉妹の光景が真美の頭をよぎった。

そして、理性を無くしてしまった夏海。なんでも話せる親友だった。もう、今まで通りの親友の関係ではいられないと感じた。夏海と過ごしてきた日々も真美の頭をよぎった。

全ては3年前だった…あの日、あの時間に、あの車両に乗らなかったら…この男と出会わなければ…妹を狂わされ、親友をも凌辱され…自らも快楽の奴隷にされ…この男さえいなければ…



それからしばらく男たちと三人の女の淫らな関係は続いた。そして、1年後。妹の由依は真美とのわだかまりを覚え、真美の元を離れた。その後は音信不通となってしまった。アダルト動画投稿サイトで由依に似た女性を見たという噂は聞いた…

夏海は更なる快楽を求めて会社を退職し、自ら望んで渋谷の仲間の男たちの奴隷となり、今は東京から離れた地で監禁され、飼われているという。あの部屋に一人残された真美は…

真美は今日も渋谷に縛られていた。そして、抱かれていた。乳房を揉まれ、何度もキスをされ、熱い抱擁をされ、肉体と肉体を交わらせる…離れたくても離れられず、この男に快楽を求め続けていた。

この男に抱かれる度に由依と夏海を思い出す。いつかまた逢える。この男の元にいればいつかきっとまた逢える…この縄の痕が三人を繋いでいる…そう自分にいい聞かせ、真美は今日も絶頂するのだった。

【奴隷姉妹 完】