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BeLoved. 【懐旧談】
第1章 悪辣
「みんなビックリしちゃうね?」
黒いコート。灰色のブレザー。白いブラウス。
チェックのプリーツスカート。シルクの下着。
床に散らばるそれらを一瞥しただけで、
どれだけ気が急いていたかよくわかる。
それらの持ち主の女の子は今、僕の眼下に跪いている。
僕の足の間に顔を埋め、頭を前後に動かしながら。
「X女学院の生徒会長さんが、全裸に紺ハイソなんてやらしー格好で、男のチ○ポしゃぶってるって知ったら」
「…っもぉ…!いじわるしないれよぉ…っ」
嘲笑の言葉も、彼女にとっては悦びでしかない。
僕を見上げ、ヨダレまみれの顔で笑って見せた。
「キミさぁ、来て即脱ぎ出すとかがっつき過ぎ」
「らってぇ…っ、なーくんがぁ、欲しぃんらもぉん」
『なーくん』。彼女はそんなふざけた愛称で僕を呼ぶ。
呂律の回らなさも加わり、普段以上にバカが丸出しだ。
X女学院て、都内有数のおじょう様学校なんだけどね。