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rena's room ☕ breaktime
第2章 Request1┈*★*┈唇に媚薬
「てめぇ姫宮!!」
よりによってこの男に!
誰よりも1番嫁を愛してるくせに
言葉にできねぇ自称シャイなこいつに……!
「殺されたくねぇなら今すぐ消えろ!」
「いや俺もここで待ち合わせしてっから」
「~~なんでこーいう時に限ってお前なんだよ!」
「こーいう役回り多いんだよ。蓮が空港で愛を叫んだ時とかさー」
蓮が愛を叫ぶ!?
なにやってんだあの野郎いつの話だ!
~~いやだからなんで俺の方が感嘆符付けて大声出してんだよ!
「瀬名君どうぞ。俺に構わず続けていいよ」
「てめぇが終わらせたんだろーが!」
「なぁ、もう一度初めから再現してくれねぇ?参考にするから」
「完っ全にバカにしやがったな!!」
「してねぇよ。……マジで感動したから」
真 剣 に 見 て ん じ ゃ ね ぇ よ ……!!
……疲れた。無理。
目の前の蘭がじわじわ笑いを堪えているのが目に入って
これから会社に戻って仕事する気力も体力も、俺はもう完全に失せてしまった。
aoi × ran …★… END .。:*