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第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方

side…★…美和



─── 忘れてなんかいない。


だけどどこかで
勝手に、無意識に、安心していたのかな。



全ての始まりだった、制服を着ていた17歳
偶然の再会から、運命の歯車が動き始めた27歳


恋人同士になった後

ヒカルちゃん

ユーリくん、夏輝くん
陽菜ちゃんに千夏ちゃん

蘭ちゃんに瀬名さん
そして、瑠璃ちゃん


集まる時間が心地よくて、もうそれは当たり前になっていて
過ぎ去った過去を意識することが、無くなっていたの。



‟ 俺と蓮は繋がってるから ”

‟ 目に見えなくても、言葉を交わさなくても
……俺達は繋がってる ”


蓮くんの結婚式が終わった後、私にプロポーズしてくれた時
そういったヒメの言葉は、本当だって分かっていたからこそ

安心して、深く考えていなかったの。




……でも、ちゃんと気付くべきだったんだ。