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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
‟ 普通はサシ飲みくらい誰だってするし
相手を知ってるからこそ、別に問題なんてねぇしな ”
……そうだよね、大丈夫だよね?
既婚者だって、仲間の飲み会なら行ってもいいよね?
‟ 大きなお世話だってことは分かってるよ。
悪いことじゃねぇし、間違っても何かあるなんてことは1㎜も思わない ”
……そうだよ、私と蓮くんに間違いなんてあるわけない。
お互い決まった人がいて、それは絶対に揺らがないって分かってて
だけど
それでも、私の場合は……
‟ なんつーか俺と夏輝は 、逆に俺らだから分かるというか…… ”
「……美和」
「……」
「姫宮美和さーん」
「……!」
ぐるぐる頭の中で繰り返されていた言葉が
名前を呼ばれたことで、一瞬にして弾けた。
だけどバクバクする心臓が落ち着かないまま
恐る恐る視線を上げると
「……!」
優しい眼差しで、蓮くんが私を見下ろしていた。
……優しい、というか
あれ?
えっと……ちょっと笑いを堪えてる……?