この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
「こんなクソ恥ずい遣り取りしなくても
納得してるし、理解してた。 美和が俺を想っていることを」
「……!」
「だから早坂にも言えたんだ。
勘違いして勝手に自滅したりするなって……そう、半年前に俺が言った」
思い出すように、ふっと苦笑いを浮かべたヒメ。
……トクトクと、鼓動の音が増していく。
「だけど2時間前、気付いちまった。
…… ‟ 俺の場合 ” 、自分の状態や経過した時間は関係ねぇのかも」
「……!」
「で、気付いたら一瞬で17歳と27歳に戻ってた。
暫く無かったトリップ癖が……はは、マジ自分でも怖ぇわ」
「……っ」
「ダサすぎて死ぬ」
‟ 本当に心配なのは
美和のことが大好きな、あいつの方だけどね ”
─── 私は
一瞬で相手の気持ちに気付けるタイプじゃないし
相手が求める言葉を言える程器用でもない
それでも……今はちゃんと分かる ───