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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
~~し、心臓がもう破裂しちゃったんだけど……!
実際にプルプル震えちゃう私の振動で、頭を起こしたヒメが
照れ隠しなのか……ちょっと睨め付ける感じで私を見上げた。
「美和、俺の事好きだろ?」
「……へっ!?」
「……どうなんだよ」
「~~~???///」
~~ど、どうって言われても……!///
そんなの決まってるし
っていうか突然なに!?
「引いてるのは百も承知。
さっきから自分の言動が狂ってるのは自覚してっから」
普段通りの口調で溜息を洩らしたヒメだけど
下からじっと見つめて促してくるから……ゴクリと喉が鳴る。
「……あの、もちろん、好き…」
「知ってる」
「……えっ?」
「分かってる」
「……そ、そう」
「うん」
な、なんかあっさり。
当然だというように、頷くヒメだけど
……揺れた瞳の色が、また少し変わったように感じた。