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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方


「美…
……!」


包んだ頬を引き寄せて、キスを落とした。
手が震えてるのは、当然ながら気付かれてる。

目を閉じて、柔らかい唇を感じていると

「……!」

首の後ろにヒメの右手が回った。
そのままグッと固定されて……ヒメの舌が入ってくる。


「ん…っ、……っ」


膝が折れて、床の上にペタンと着くと
角度が変わったヒメの方が上になった。

……ゾクッてする。

ヒメのキスはまるで媚薬みたいに、全身が溶かされてしまう。


「ん……は…」
「……美和」


上唇を舐められてから、小さく名前を呼ばれた。
とろんと重い目をなんとか開ける。


「自分からするの、苦手なくせに」
「……」
「哀れに思って慰めてくれるってわけか…」
「して」


ヒメの言葉を遮るなんてことも、普段はほとんどしたことがない。
会話の流れから甘い雰囲気に変えることも、得意じゃない。

……だけど、今は理屈抜きで


「もっと、して」
「……」
「キスして、蓮」



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