この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
─── 長い睫毛の下の、綺麗な瞳
すっと通った鼻筋、形のいい唇
角ばった指に、一切無駄のない引き締まった体
何もかもが私を火照らせて、一瞬にして高めていく ───
「……珍し」
ヒメが少し戸惑った表情を見せる。
そりゃそうだよね。
ちょっとどころか結構唐突に、そういう空気にしてしまった。
……分かってるけど、気持ちが溢れて止まらなくて
ヒメの首にもう一度、両手を回す。
「やめといたら?」
唇に指を沿わせられて、耳元で囁かれる。
「繰り返すけど、結局のところ。
今の俺がダサくて情緒不安定なのは、仕事で疲れてるからじゃない」
「……!」
「単純に、嫉妬で勝手に頭おかしくなってるってことだ。
マジでただそれだけ」
耳を甘噛みされて、ビクッと体に刺激が走る。
「多分お前耐えられないよ。
いつもみたいに、加減できる気がしない」
「……っ」
「……なんか、止まんねぇ気がする」