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はじめてのひと。
第8章 日常
その日は私の家にそのまま彼がお泊りすることとなった。

家に泊めるのは初めて。

何も女子らしい感じもなく生活感がバッチリ出てしまっているので、こんな時にもう少し何かしておくべきだったと少し後悔し始めた。

「お風呂沸かしたから入る?」

「一緒に?」

「う…隣、千紘くんの友達でしょ?聞こえると嫌だし…」

何も変なことがないにしろ浴室なんて声がよく聞こえそうで落ち着かない。

「まぁそうだけど…。じゃあ無言で入る?」

「それも何かなぁ…小声でなら大丈夫かな?」

「多分…」


そうして遂に一緒にお風呂に入ることになったはいいけど、その後の展開を考えていなかったことにはたと気がついた。

髪とか身体洗ってる時は千紘くんに見えちゃうよね⁉︎みんなどうしてるの…⁉︎

こんなことなら香那に聞いておけばよかった…

既に溜まったお湯を眺めながらそんな事を悶々と考えていると千紘くんの声が頭上から聞こえた。

「お風呂沸いてるじゃん。入ろうよ」

「わ、私が先に入るから‼︎千紘くんは後から入って来て!」

「え…わ、わかった…」

私のあまりにも必死な形相に気後れしたのか彼はぎこちなく返事をすると浴室を離れた。


いつもより入浴剤を多めに入れてお湯に浸かる。お湯が絵の具を水に溶いた様に乳白色に変わっていく。
自分一人でも狭いこの浴槽に2人で入ったらどうなるのか…



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