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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第37章 37 星
 星羅がロバの明々の綱を引き散歩させているところに京樹が帰ってきた。

「京にい、おかえり」
「ただいま」

 明々も「ホヒィ」と鳴く。

「今日ね。この王朝の高祖について学んだの。分裂したこの華夏を統一するためにね色々な戦略やら、工夫などがあってね――」

 学んだ内容が面白かったのか、いつも快活でよく話す星羅はさらにおしゃべりになっている。

「よほど高祖が気に入ったみたいだね」
「ええ、策略もすごくて本当に非凡な方だわ」

 どうやらとても尊敬に値する人物になっているようで、星羅は心酔している。何かにいつも夢中になる活力のある星羅を京樹はとても好ましく思っている。彫が深く表情もはっきりしている民族である京樹は、意外にも内向的で物静かだった。父の彰浩に似たのか物静かで、一つのことに集中して探求するタイプのようだ。行動的で明るい星羅と違って、長考してじっと動かない。その資質は、太極府の星読みとして大いに力を発揮するのだった。
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