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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第46章 46 男装の乙女
 馬をつないでいると、馬の世話を焼く大男が順番に飼い葉を与えていた。

「ありがとう。これから世話になるよ」

 星羅が声を掛けると大男はびっくりして顔をあげる。

「お、おで、もう10年働いてるけど声を掛けられたのはじめてだ」
「え? そうなのか?」
「う、うん」

 大男は身体は大きいが童のように笑って喜んでいる。星羅もつられて笑んでいると「許仲典と申す」といきなり右手こぶしを左手のひらで包む拱手をし挨拶する。
「朱星――朱星雷です。よろしく」

 星羅も慌てて名乗った。

「で、星雷さまはどこいくだ?」
「さま、なんていらないよ」
「そうか? んじゃ星雷さんはどこいくだ?」
「わた、えっと僕は軍師省にいくんだ」
「そっかそっか。なら、そこの角を曲がって階段を上がるとすぐ着くだよ」
「へえ。ありがと。じゃ、また」

 馬の世話係の許仲典と知り合ったおかげで、星羅はこれからいろいろな情報を得られることになっていた。
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