この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第61章 61 郭家にて
軍師省に王太子、曹隆明が訪れるようになって半年も経つと、見習い三人は随分と打ち解け、礼儀を崩さないものの素直に慕っている。見習いたちの活発な議論や、平和でも、臨時の時に対する方針や対策を立てる姿に、隆明も活力を与えられていた。
「ここにくると若返る気がするよ」
穏やかな笑みを浮かべた隆明に「まだまだ殿下はお若いです」と星羅は答えた。
「そうか、星雷はそう思ってくれるか」
隆明は彼女が男だと思っているが、そう言われると嬉しかった。
「来週、私のところでちょっとした音楽会を開く。そなたたちも招待しよう」
「え! 本当ですか!」
星羅と徐忠弘は目を丸くする。郭蒼樹だけは落ち着いて「光栄です」と答えた。彼は軍師家系なので王族との付き合いが元々盛んなのだろう。驚くことはないようだ。
「ここにくると若返る気がするよ」
穏やかな笑みを浮かべた隆明に「まだまだ殿下はお若いです」と星羅は答えた。
「そうか、星雷はそう思ってくれるか」
隆明は彼女が男だと思っているが、そう言われると嬉しかった。
「来週、私のところでちょっとした音楽会を開く。そなたたちも招待しよう」
「え! 本当ですか!」
星羅と徐忠弘は目を丸くする。郭蒼樹だけは落ち着いて「光栄です」と答えた。彼は軍師家系なので王族との付き合いが元々盛んなのだろう。驚くことはないようだ。