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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第94章 94 薬
 言われるまま小桜は粥を食べる。椀が空っぽになったころ小桜は明樹に組み敷かれていた。

「私が嫌ではあるまい?」
「め、明樹さ、ま」
「悪いようにはせぬ」
「ああ……」

 明樹は西国の『美麻那』を思い出す。

「下ばきを脱いで私の上に跨るのだ」

 明樹の指示に小桜はぼんやりと従う。露わになった秘部はまだ乾いたままで、明樹の一物もまだ大人しい。明樹は小桜の細い腰を持ち、そのまま自分の顔の上に持ってくる。

「あ、や、明樹、さ、ま」

 明樹の顔に跨った小桜は秘部を舐められあげ、花芽を吸われ、甘噛みされる。耐えられないほどの快感は小桜の秘部を十分に潤わせる。

「さあ、いいだろう。そこをあてがってごらん」

 明樹は怒張した立派な起立を垂直に持つ。小桜は恐る恐る腰を落としていく。

「ん、んん、くぅっ」
「よい、よいぞ、う、うぅ」

 生娘であろう小桜だが、痛みは感じないらしくじりじりと明樹を自身に埋め込んでいく。すっかり腰を下ろしたころには小桜はひくひくと内部を収縮させていた。

「感じているんだな……」

 満足そうに明樹は、小桜の様子を眺める。そしてゆっくりと小桜の腰を持ち揺らし始めた。

「あっ、あっ、ああっ」
「もっともっとよくなる……」

 覚えが良いというか、快感を知り始めた小桜はもう明樹の介助はいらなかった。二人は目を閉じ快感に集中する。明樹は何度か射精し、小桜も絶頂感を得た。
 薬の効果が切れたころ、ちょうど吐き出すものはすべて吐き出されている。すっと憑き物が落ちたように二人は情事を終え身支度を始める。
 誰もいない昼間、明樹と小桜は何もかも忘れ、快楽をむさぼりっていた。
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