この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第105章 105 胡晶鈴の足跡
 朱京湖と間違われて、胡晶鈴は西国へと連れてこられた。人違いだとは言わず、京湖ではないとばれるまで晶鈴は黙っている。
晶鈴をさらった男たちは、民族の違う晶鈴の顔さえ見ようとはせず、西国の衣装だけで判断し、確認をしなかった。
彼らは人さらいが専門なのか、さらった相手と顔を合わせるということをしないようだ。
女子供をさらうときに罪悪感が出るのだろうか。それともさらうことが重要であって、さらった人間には全く興味がないのかは分からない。

 食事などで時々外に出されるが基本、牢のような荷台に乗せられた。男たちは、晶鈴が大人しくしているので猿ぐつわも、縄も解いてやっている。ずいぶん遠くまで着たころ、逃げ出すチャンスが何度か訪れたが晶鈴は逃げなかった。人違いとも言わなかった。

 もう朱京湖は町から離れているだろうから、今、晶鈴が逃げ出しても彼女を捕まえることはそうそう出来ないだろう。

「もうしばらく様子をみましょう」

 命の危険は感じないのでそのまま終点につくまで晶鈴は行動をとらなかった。
/628ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ