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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第123章 123 刺客
「覧山国と華夏国はきっとこれからうまく付き合ってけるだろう」
「そうね」

 返事をしながら、星羅はそれでもすっきりした気分にはなれなかった。覧山国のいざこざで蒼樹は腕を失くしたのだ。暗い表情をしている星羅の考えていることは蒼樹にもよくわかっている。

「少し不自由するだけだ。俺にはまだ頭もあるし舌もある」
「ん……」
「この腕を落としてしまったために、首謀者は命を落とすのだ。割に合わないものだな」

 異母弟のカムデと王妃マハへの同情のような言葉を吐く蒼樹に、センチメンタルになっている星羅はまた涙がこぼれてきてしまった。

「あなたって優しいのか何も感じてないのかわからないわ」
「フフッ。俺はお前さえ失わなければそれで良いのだ」

 蒼樹は片腕で力強く星羅を抱きしめた。
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