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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第124章 124 大軍師
「太極府と軍師省の上層部だけはそなたの出自を知っておる」
「そうなのですか!」

 太極府の陳賢路もなんとなく含みのある物言いをしていたが、星羅が王の曹隆明の娘だとやはり知っていたのだ。

「そなたの母は賢明であったな。もしも身籠った時に騒いでおれば……」

 星羅にも想像がつく。曹隆明の子を孕んだと、胡晶鈴が訴えればおそらく良くて冷宮送り、そして生かされていれば星羅も王の妃の誰かの公主として、後宮から出されず育ったことだろう。

「まさに運命的だと言わずにおれぬ。高祖の血を引くそなたが、王の娘が大軍師となり、そしてその息子が王になるのだからな」    

 郭嘉益はまた高祖の墓に額づき拝礼をした。星羅も隣に座り一緒になって心からの拝礼をささげる。
高祖がいつまでも安らかな眠りについていられますようにと。
 
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