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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第17章 17 町から町へ
「そういえば、暗くてわからなったけど何か道具は使っていたのかしら?」
何か道具を使えば、もう少し当たるだろうにと晶鈴は肩をすくめた。
夕暮が広い平野を赤く染め始めた。
「今度の町はどうかしら」
ロバの明々が鼻を鳴らす。
「あらあら、もう旅は嫌かしら」
遠くない先では出産が待っている。そろそろ落ち着いて、子供との生活の基盤を作らなければならない。
「そろそろ落ち着けるといいわね」
優しく鼻面を撫でると明々は嬉しそうに目を細めた。
何か道具を使えば、もう少し当たるだろうにと晶鈴は肩をすくめた。
夕暮が広い平野を赤く染め始めた。
「今度の町はどうかしら」
ロバの明々が鼻を鳴らす。
「あらあら、もう旅は嫌かしら」
遠くない先では出産が待っている。そろそろ落ち着いて、子供との生活の基盤を作らなければならない。
「そろそろ落ち着けるといいわね」
優しく鼻面を撫でると明々は嬉しそうに目を細めた。