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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第21章 21 陶工夫婦
「あの、これを」
晶鈴は身分証ともいえる通行手形を見せる。
「読めるかしら?」
「ああ、大丈夫だ」
朱彰浩は手形を見て、頷いた後、京湖にも見せる。
「すごいのね」
嬉しそうに言う彼女に「いえ、『元』だから」と、恥ずかしそうに言いながら、そうだとまた陸慶明の札も見せる。
「これがあると薬屋と役所に融通が利くと思う」
「ふーむ」
「あなた、こんなにすごい方と出会えるなんて何かの縁よ」
慶明のおかげでさらに晶鈴の株が上がる。
「もっと私のこと、話したほうがいいかしら……」
どうしてここにいるのか、子供の父親は誰かなのど疑問に思われることは多いだろう。
「いや、いい。妻がこんなに親しみを覚える人も早々にいないだろう。怪しんですまなかった」
「当然のことだと思うわ」
こうして3人は共同生活を行うことになった。
晶鈴は身分証ともいえる通行手形を見せる。
「読めるかしら?」
「ああ、大丈夫だ」
朱彰浩は手形を見て、頷いた後、京湖にも見せる。
「すごいのね」
嬉しそうに言う彼女に「いえ、『元』だから」と、恥ずかしそうに言いながら、そうだとまた陸慶明の札も見せる。
「これがあると薬屋と役所に融通が利くと思う」
「ふーむ」
「あなた、こんなにすごい方と出会えるなんて何かの縁よ」
慶明のおかげでさらに晶鈴の株が上がる。
「もっと私のこと、話したほうがいいかしら……」
どうしてここにいるのか、子供の父親は誰かなのど疑問に思われることは多いだろう。
「いや、いい。妻がこんなに親しみを覚える人も早々にいないだろう。怪しんですまなかった」
「当然のことだと思うわ」
こうして3人は共同生活を行うことになった。