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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第28章 公演当日の女たちのフラグメント カオルの覚醒
8

それよりも綾子の姿を見て、
陵辱したい思いがさらに強いものになった。
「最近、ウキウキしてるのよね〜」と言ったカオルの
言葉もうなずける。
照明の手伝いなので、黒ずくめではあったけれど、
これまでとちょっと雰囲気が変わって、
オンナを感じさせた。

照明室に顔を出す。
タツヤと綾子が準備をしていた。
「キミたち、頼むよ〜」
健一は綾子の肩に手をかけた。

柔らかいカラダだな、、楽しみだよ、、
健一のそんな淫らな妄想をされているとは知らずに
綾子は「頑張ります!」
と元気な返事をした。
タツヤは目の前のことに夢中だった。

健一は、しばらく二人の様子を後ろから見ていた。
いや、綾子の後ろ姿だけを上から下まで犯すように見ていた。
視線が強すぎたらしい。
綾子が振り返った。
「何か?」
「あとは、ヨロシク〜」
八重歯の白さが、また良かった。

それにしても息の合った二人に思えた。
もしかして、やられちゃったか?
いやでもタツヤの雰囲気が違うな、
あいつは顔に出るタイプだから、
そこまでじゃない。

健一は自分でも人間観察は優れていると思っている。

でもその感じでいいんだよ。
綺麗になってカオルを見て、ちょっと焦るんじゃないか。
楽しみだよ、綾子。
まずは、そいつに抱かれろよ。
初めてなんだろ。
たくさん抱かれてたくさんイケよ。
そしてオンナに目覚めるんだ。

愛し合う男から奪って
オレのものにするのがいいじゃないか。
必ず、オレの女にしてやる。

いや、完全に奪わないのもいいな。
そいつと付き合いながら
オレの女にもなるんだ。
そいつに謝りながらオレに抱かれるんだ。
オレに抱かれた後なら、またそいつに抱かれてもいいぜ。

健一は倒錯した気分に酔いしれていた。
綾子は、健一をそうさせてしまう
淫靡な雰囲気を生まれながら持ち合わせていた。

いよいよ本番だな。

もちろんそれは、綾子を自分のものにする
健一の計画の本番だ。
それはすでに始まっていたのだ。
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