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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第6章 焦がれる夜の卑猥な女子トーク


「キミ、それは恋してるってことじゃない?」

寮に戻った綾子に同室の真紀が話しかけてくる。
何も手につかずにボーッとしている綾子を見かねたのだろう。

「恋?」
綾子はピンとこなかった。
でもさっきから考えているのはタツヤのことばかりだ。

稽古が終わった後、ミドリと待ち合わせて駅に向かっている姿を見た。
いや見たというより、後をつけた。
でもさすがに改札までにした。
電車の向かう方角は、ミドリの住む部屋がある方だった。

「恋、、、かあ」
さっき帰り際にタツヤからもらった詩集をめくりながらまたぼんやりとした。
大正生まれの詩人の叙情的な詩集。
「こんなの好きかと思って」と手渡された。
「あ、あたしも持ってきたんです」
手描きの花に手描きの文字の詩画集を渡した。
「え、いいの? この表紙、いいね、すごくきれい。
綾子さんはやっぱり花が好きなんだね」
喜んでもらえてよかった。

「フェラチオ」とか「ペニス」とか
そんな会話ばっかりしたいわけじゃない。
詩集を渡してくれるなんてタツヤ先輩も同じこと思ってたのかな。
嬉しい。

でも、、、

そう、タツヤは今、ミドリと一緒なのだ。
「綾ちゃん、タツヤくん、今夜借りるね」
「アタシたち、何にもないですから」
あんなこと言わなきゃよかった。
でも止める理由はなかったのよね、今のところ。

綾子「アタシたち、付き合ってないですよね」
タツヤ「だよな、今のところ」
だもんね。でも、気になる。

覗き見た部室でのあの行為が蘇る。
健一「早くしゃぶってくれよ。そのきれいな声を出す口で愛してくれよ。
ミドリのフェラはサイコーだな」
「健くんのペニス、もっと愛してあげるから。
ミドリのお口にいっぱい出して」

でも、ミドリが咥えているのはタツヤのペニスだ。
「ミドリがタツヤくんのペニス、もっともっと愛してあげるから。
ミドリのお口にいっぱい出して」
妄想ばかり膨らんでしまう。

タツヤ先輩もやっぱり勃起するのよね。
「ミドリ先輩のフェラはサイコーです」
あんな声あげて喜ぶのよね。

お得意の想像モードに入っている。
「もしかして、綾子さんも、してみたいの」
フェラチオしたいなんて思って見たことないけど、
ミドリ先輩に負けたくない。

「綾子のフェラはサイコーだよ」
そう言われたい。

綾子の中に強烈な対抗意識が芽生えていた。

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