この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第6章 焦がれる夜の卑猥な女子トーク
2

「キミのその物憂げな顔もカワイイよ。
もしやラテン語でお悩みなのかい?うら若き乙女よ」

真紀が宝塚の男役のようにふざけて話しかけてくれるのだけが救いだ。
「もしかしてその詩集はライトくんからかい?」
タツヤのことは二人の間では、そう呼ばれている。
最初は照明くんだったけど、しっくりこなくてライトくんに落ち着いた。
本人が聞いたらどう思うだろう。

ラテン語でお悩み、というのも遠からずだ。
ペニス、フェラチオ、そんな言葉が渦巻いている。言葉しか知らないのに。

タツヤがミドリに誘われて出かけて行ったことなど、今日の出来事を真紀に話した。
「つまりキミはライトくんがいま、ミドリ先輩と一瞬にいることにヤキモチを焼いている訳だ」
綾子はこっくりと頷いた。
「でも、こんな詩集くれるくらいだから、今のライトくんの気持ちはキミにあるんじゃないかな。これ、恋文だよ。キミたちは中学生レベルの恋をしてるんだよ。プラトニックな。まだ手を繋いだこともないんだろ」
綾子も最近、ぐっと距離が縮まった気がしている。

「電話してみたら、もう帰ってるかもしれないし」
電話したことはなかったけれど、確か連絡名簿があった。
固定電話しかない時代は、ちょっと連絡を取るのも面倒だった。

ロビーの公衆電話まで駆け下りた。
隣では、見知った顔の一年生が楽しげに話している。
彼氏かな、いいなあ、そう思いながら、綾子はタツヤの元に電話をかけた。
コールが続く。ようやく繋がったと思ったら、留守電、、、
気落ちして部屋に戻る。
隣の女の子が話している甘えた声が遠ざかる。
その声にこの間見たミドリの淫らな声が重なる。あんな声でタツヤが迫られたらひとたまりもないだろう。

「ダメだった?」
「うん」
「そんなに心配?」
「心配というか、、、」
どう説明していいかわからないけど、真紀にあの部室で見たことを話してみた。

「ミドリ先輩も大胆だね、部室でオーラルセックスとは」
「オーラル?なにそれ、、、違う言い方だったよ」
「じゃあ、フェラ?」
「うん」
「あ、もしかして、ラテン語って、これ調べてた?」
綾子は顔を真っ赤にしてコクリ。

「バージンの乙女がフェラチオを調べてるなんて、
そのうち頭の中がセックスの知識だけでいっぱいになっちゃうな、キミのことだから」

そうかもしれない。だって気になってしょうがないもん。
/947ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ