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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第10章 よそよそしさも好きのうち


タツヤがミドリの手伝いに駆り出されたあの夜、
綾子にもタツヤにも予想もしていないことが起きた。
綾子は同室の先輩真紀に指でフェラを教わり、
タツヤは、ミドリからお願いのお礼にと部屋で、、、

処女と童貞の二人
惹かれあっていてもまだ付き合ってもいない二人
お互いにそんなことを相手に言うこともできず、
よそよそしくなってしまう。

明後日の公演を前に今日は最後のリハーサル。
タツヤが照明のプランを変えたいという。
ホールにピンスポットがあるのを見つけ、
ラストシーンにミドリに強い光を当てた方がいいと
部長の健一に進言、そのまま受け入れられた。

「タツヤ先輩、こんな最後に変えなくても、、、
リハーサルでうまくいかなかったらどうするんです?」
「でもさ、この方が、ミドリ先輩、綺麗だろ、
眩しくて圧倒的な真っ白な光の中でも
神々しく立っている、いいと思うけどな」
「そうですけど、、、」
「あの、、、あの日、、、ミドリ先輩と何かありました?」
「何かって、、、」
「今まで以上にミドリ先輩のことばっかり話しに上がるから」
「だって、そうだろ、ヒロインなんだから」
「まあ、そうですけど」
「がんばろうよ、絶対成功させなくちゃね」

ミドリを見るタツヤの目が輝いているのは確かだ。
そして、ミドリもまた、熱い視線を投げ返してくるのもわかる。
そればかりじゃない、何度も照明室にやってくる。
「綾子ちゃん、さっきの、すごくよかった。
あの照明の切り替わりだと、気持ちがすごく乗ってくる。
短い間なのに頑張ったわね」
綾子の方と抱いて話しかけてくれる。
近い、近すぎる。嬉しい。
でも、そんな会話をしながら、タツヤの方にも時折視線が行くのがわかる。
なんらかの親密さを感じ取ってしまう。

でもこんな言葉でそれも吹き飛んでしまう。
「タツヤくんたらさ、手伝ってくれた時、
綾子ちゃんにもらった本、自慢するのよ、
花の絵も、添えてある言葉もすごくいいって。
もうごちそうさまって感じ。
私も欲しいなあ」
「そうなんですか!じゃあ、明後日、買って持ってきます!」
「わざわざ買わなくてもいいよ〜。自分で探すって」
「あ、でも、これもいいです」
タツヤにもらった本を見せた。
「ちょ、、綾子ちゃん、、、」
「へえ〜、タツヤくん、純情なんだあ。これも欲しいなあ」
どこまでもワガママなヒロインだった。
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